ソウルマラソン

2008年 ソウル国際市民マラソンを走る

竹田 昭彦
朴名誉会長(左)から盾が贈られる
卵の目玉焼、お握りで腹ごしらえ=中間点
 2008年3月2日(日)、韓国のソウルで第11回目の「 ソウル国際市民マラソン大会」(ソウルマラソンクラブ主催)が開かれました。
 私は第2回大会から参加し、今年で10回目です。その継続性から、私へ主催者から「1999年の第2回大会から第11回大会まで、フル百回楽走会の会員と共に10回連続参加され、ソウル国際市民マラソン大会の発展と韓日親善交流に貢献された」と、クリスタルに刻まれた感謝盾をいただきました。
 思い出すのは、1998年4月に開かれた、韓国の慶州マラソン大会へ、私が所属するマラソンクラブの「フル百回楽走会」のマラソンツアーで、「慶州マラソン大会」へ参加したときに、ソウルマラソンクラブの朴泳石会長(当時)とお会いしたことです。朴会長は、流ちょうな日本語で、私たちを「ソウル国際市民マラソン大会」へ参加するよう、熱心に誘われました。その情熱と誠実さにうたれ、「行きます」と即答したことを覚えています。
 それいらい、我がクラブは「ソウルマラソン大会」へ毎年多数が参加し、日韓交流を続けてきました。初めて参加した第2回大会のときは、我がクラブとソウルマラソンクラブの親善の夕食会を開きました。そのとき、私たちが話す「フルマラソンに何回でもチャレンジする楽しさ」に、大きな関心を寄せられました。その影響で韓国にもフルマラソンに百回チャレンジする「100マラソンクラブ」が誕生しました。韓国でも、現在100回完走を超えた人が生まれています。
 「ソウル市民国際マラソン大会」の定着と発展は、韓国の市民マラソンの普及に大きな影響を与えてきました。現在、韓国には100を超えるマラソン大会があるそうです。またソウルマラソンクラブは、ウルトラマラソン大会(63.3`、100`)も主催しています。そのパイオニア的影響で、こちらも、10を超えるウルトラマラソン大会ができたそうです。
 私たちは、ソウルを流れる漢江の河川敷を走るソウルマラソンコースと似た、日本の河川敷をコースとするマラソン大会との交流を模索してきました。例えば、神奈川の鶴見川沿いを走る「横浜フルマラソン大会」(現在、川崎の多摩川に移動)や、京都の木津川沿いを走る「京都木津川マラソン大会」などです。
 その模索の中で、富山の神通川沿いを走る「清流富山マラソン大会」と交流が実現し、日韓のランナーが相互に参加しています。「清流富山マラソン大会」では、抽選により、アシアナ航空提供の「ソウル国際市民マラソン大会」招待選手2名の特典もできました。
 ソウルマラソンクラブは、大会の運営の改善にも余念がありません。今年は、中間地点の折り返し付近のエイドで、これまで出ていた一口お握りの他に、卵の目玉焼きが出ました。好評で、焼くのがいそがしそうでした。
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