2007年 メキシコ・マラソンを走る

竹田 昭彦
仮設舞台で民族舞踊の応援
メキシコの婦人ランナー(左)とゴールを歓ぶ
 2007年8月26日(日)、メキシコ市で開かれた第25回「メキシコマラソン」を走りました。
 メキシコ市は、標高2220bの高地にあり、空気の薄い都市です。
 そのことから、世界の一流マラソン選手が、高地トレーニングに来る所でもあります。
 マラソンコースは、市内中心部の国立宮殿前の「ソカロ」と呼ばれる中央広場をスタート・ゴール地点とし、市街地や公園(チャブルテブック)を周回します。制限時間は6時間です。
 なお、女性のスタートは男性より15分早いです。
 走ってみると、コース沿道の数ヶ所に仮設舞台が作られ、華やかな民族衣装のダンサーが民族舞踊を披露し、ランナーを応援していました。私は楽しくなり、写真を撮りました(写真上)。
 1`を8分で走るペースで進むと、15`ころから交通規制解除になりました。後ろから付いてきた収容バスに「乗れ、乗れ」と言われました。私のペースは6時間でゴールできるペースなのに、交通規制解除が早すぎます。不思議に思いました。
 バスに乗るのを断り、コースに指定した路上の青ラインを走り続けますと、お巡りさんのオートバイが、連絡を取り合って10台ほど集まって来て、コースをふさぎました。「抵抗」できず、歩道に移って走りました。前後には、ランナーの姿が見当たりません。バスに乗せられたようです。
 道路の交通規制解除後は、給水所も片づけてしまい、コース案内のサポータもいません。
 その後は、コースの道路から外れないように、青いラインを横目で確かめながら、歩道や車道の路肩を走りました。
 しかし、交差点などでは道に迷い、戻って青ラインを探すなど、制限時間も気になります。だんだん6時でゴールできない不安が高まってきました。公園を過ぎた22`先で、地元の婦人ランナーに追いつきました。地元の人ならコースが分かると思い、チャンスです。一緒に行くことにしました。彼女は、水も食べ物も、持っていなかったので、私が持っていた水とバナナを分かち合いました。スペイン語が分からなくても、ゴールへ向かう意思が一致すれば、仕草で心が通じますから面白いです。
 歩くに近いペースでしたが、元気を出し合い、6時間56分でゴールへ着きました。ちょうどゴールのアーチの解体が始まろうとしていた時でした。
 ゴールには、彼女の夫や友人が待っており、共に喜び合いました。
 帰国後、メキシコマラソンの詳細をネットで調べ直しますと、男性のスタート後、11`から1`毎に交通規制を解除する時間割が書いてありました。その時間割からすると、5時間でゴールするペース(1`7分)で走らないと、途中で交通規制解除にあってしまいます。
 そう言えば、女性のスタート時間も、定刻よりだいぶ前に号砲が鳴るなど、混乱がありました。その国によって、時間に対する概念が違うのです。いわゆる「メキシコ時間」です。
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