竹田昭彦・日誌(#03)・5月06日(水)  

北海道→東京コース
最北端の島 礼文島を出発

 
 
平和行進「北海道→東京」コースが礼文島を出発(左から)「国際青年リレー行進」のタスキを掛ける清水誠也さん、筆者、五十嵐成臣さん
=2015/5/6、礼文島・香深
 
 
開会挨拶をする阿部稚内実行委員会事務局長=2015/5/6、稚内総合文化センター  
 今日は、最北端の島礼文島から「北海道→東京」コースの出発です。
 天気は、曇りで、白波が出るほどの強い風が吹きました。
 午前8時、礼文町役場前で出発集会が開かれ、嶋田千津子北海道原水協事務局長と、東京まで通し行進する五十嵐成臣さん、筆者が行進スタートの決意を話しました。
 今年は、青年による「国際青年リレー行進」と書いた特製のタスキを、全コースでつなぎます(写真上)。
 出発集会開会の8分後には、行進へ移りました。
 と言うのは、8時50分発のフェリーに乗船し、稚内へ向かう「早技」だからです。
 出発集会では、礼文島の行進に長年尽力されている堀内進町会議員とお会いしました。昨日の千島さくらの植え替えの件を伺うと、「緑ヶ丘公園の職員が植えてくれた」と言われました。確かに、3本が頑丈な添え杭に守られており、厳しい風雪に耐えるよう植えてありました。日常管理もされているようで、すくすく育つことでしょう。
 こちらの植樹見学も、タクシーに待って貰っての「早技」だったので、職員にお会いする機会もありませんでした。次回訪問のときに、お礼を申したいと思います。
 11時10分 稚内総合文化センターで稚内地域の平和行進出発集会が開かれました。
 ここが、基本的な「北海道→東京コース」出発集会の意味を持たせていました。
 開会挨拶をした阿部さん(写真下)は、宗谷教職員組合稚内支部書記長です。壁に留めた「教え子を再び戦場に送るな」の組合旗をみて、まさに今の情勢にかなったスローガンだと感じ、胸が熱くなりました。
 そして、今日の行進で披露するシュプレヒコール「被爆70年、この日本から平和を発信しよう!」など10本が発表されました。
 行進へ移ると、阿部さんがマイクを握って音頭をとりました。嶋田千津子さんは、最近なかったシュプレヒコールが出た盛り上がりを喜んでいました。日本の北端は、昨日も今日も強い北風でした。
 行進は、礼文島を参加者20人弱で1.1㎞歩きました。
 稚内は、40余人で2.2㎞歩きました。