竹田昭彦日誌(#04)5月09日(月)
〈 子育てと平和運動は一体で 稚内市 〉
今日は、稚内市、豊富町、中川町、音威子府(おといねっぷ)村を訪問し、首長、議長、教育長さんへ、長崎の世界大会会場に飾るペナント(短冊)の賛同記名、国連へ提出する「核兵器全面禁止のアピール」に署名、募金などの要請行動です。 
ペナントに記名する稚内市長=稚内市役所
 各自治体訪問でお聞きした、その自治体の特徴を書いてみます。
 稚内市役所訪問でお会いした教育長さんは、市は「子育て平和都市宣言」(1986年)をしており、平和であってこそ子どもは育ちますと話し、「子育てと平和を求める運動は一体です」と強調されました。この運動のシングルマークを、漫画家の手塚治虫さんがデザイン制作していました。宣言に至る市民運動などを記した、パンフレット「平和学習資料」を頂きました。
 豊富町役場訪問では、町長さんから酪農が盛んなことを聞きました。乳牛が人口(4400人)の4倍の頭数だそうです。町には豊富牛乳公社があり、「北海道豊富牛乳・生乳100%使用」の名で市販・流通しています。町長さんから牛乳を頂き、飲んでみますと、むかし飲んだ生乳の味を思い出しました。
 中川町役場訪問では、町に天塩川と安平志内川の流域に沿った肥沃な平野があり、小豆やソバの栽培が盛んとのことでした。残念ながら、ソバを食べるチャンスがありませんでした。
北海道おといねっぷ美術工芸高校1年生の動物の動きをテーマにした作品(同校玄関正面の展示ホール)
 音威子府村役場訪問では、村立の北海道おといねっぷ美術工芸高等学校があることを聞きました。早速、総務課長さんから紹介を頂き、同校を訪問しました。教頭先生の案内で、生徒の作品などの説明と教育方針を伺いました。人口858人(4月末)の村の大きな存在です。生徒(120人)は全国、沖縄からも来ているそうです。木工品を中心にした作品は素晴らしく、夢のある高校だと感じました。
 各自治体訪問では、お会いできた方々から署名、ペナント、募金を頂きました。