竹田昭彦日誌(#05)5月10日(火)
〈 黒いソバを食べる 美深町 〉
 今日は、美深町役場訪問です。
 今朝、JR宗谷本線で、音威子府駅から美深駅へ、列車で移動しました。
 午前、美深町役場訪問し、町長、議長(代理議会事務局長)、教育長とお会いしました。昨年は、議長と教育長を訪問しなかったそうです。
 お会いしたなかで、私は、核兵器廃絶運動が、昨年5月の国連の核不拡散条約(NPT)再検討会議で「核兵器禁止条約」を結ぶ方向で一致し、大きく前進したことを報告しました。
 これまで美深町の平和行政に感謝し、今後ともよろしくお願いしました。
JR美深駅にそびえ立つ鐘楼「美幸の鐘」
 今朝、美深駅に降りたとき、下車した人は私一人でした。そして、乗車客は一人もいませんので、不思議に思いました。
 また、駅舎の屋上に鐘楼がそびえ、目をひきました。
 いろいろ聞きますと、人口の減少で乗降客が減ったそうです。かっては、美深駅から「美幸(びこう)線」と言う支線もありました。「美幸線」は、美深から枝幸(えさし)までの79qを予定した線路ですが、実際の開通は美深〜仁宇布(にうぷ)間21.2qを1964年(昭39)の開通で留まりました。
 この支線も、林業の衰退と共に利用客が減少し、衰退時は全国1の赤字路線となり、1985年(昭60)に廃線しました。
 現在は、廃線路の1部をトロッコ列車として、レジャーに利用ています。トロッコ列車を、地元の方の案内で見学しました。
 美深駅の鐘楼は、廃止された美幸線の歴史を偲び作られ「美幸の鐘」と命名、1日2回鳴り響きます。
ソバ殻ごと挽いた黒色のソバ
 夜、夕食を地元の方たちとご一緒しました。特産の美深ソバを食べたところ、ソバの色が黒く、びっくりしました。初めての体験です。イタリアのイカ墨スパゲティーに似ていました。味は、歯触り良く美味しいです。
 ソバの殻を剥がさず挽くので、ソバ殻と同じ黒色になるのだそうです。所かわれば、品かわるです。
 今日の美深町役場訪問では、署名、ペナント、募金を頂きました。