竹田昭彦日誌(#54)7月01日(木)
89歳の方が行進
 今日は、柏崎市の市役所訪問と行進、上越市の街頭宣伝と行進です。
家から出てきた知人(左)に元気を伝える小竹幸蔵さん(中央)=柏崎市
 柏崎市の行進では、89歳の小竹幸蔵さんが参加しました。
 この地区の第1回目の行進から参加され、半世紀続けています。小竹さんは、太平洋戦争で召集され、中国、ベトナム、ラオス、タイと連れて行かれ、3回も死ぬ目にあいながらも、生き抜いてこられました。
 行進の沿道には、小竹さんと知り合いの人も多くあり、元気を伝え合っていました。
「平和への門」をイメージした平和友好像=上越市直江津「平和記念公園」
 上越市行進の出発場所は、直江津にある「平和記念公園」でした。
 戦時中、直江津捕虜収容所(東京俘虜収容所第四分所)があった場所です。オーストラリア、アメリカ、イギリス、オランダの軍人が延べ、おおよそ700人が収容され、「強制労働」を強いられました。オーストラリア軍人だけでも60人が死亡しています。
 「平和記念公園」は、市民の運動で作られ、平和友好像、記念碑、展示館などがあります
 平和友好像は、飛天をイメージ化し、「主役を待つステージであり、平和への門」だと、制作者は語っています(上越日豪協会出版「太平洋にかける橋」より)。飛天には、躍動感があり、未来へのイメージがわいてきます。
 2007年、刈谷市の願行寺で見た梵鐘の飛天を思い出しました(参照 http://takeda-a.net/07-6-03.html )。
柏崎市と上越市の境にある米山(上越市吉川で撮影)
 新潟県の代表的民謡「米山甚句」で歌われる米山(標高992.5m)が、きれいに見えました。子供のころ、替え歌か何かで「米山さんから雲が出た〜」と、名前に聞き覚えがありました。その場所と美しさを、平和行進で出会えるとは、なんと幸せなことでしょう。
 今日の行進では、参加者15〜30人で2ヶ所延べ6.8km歩きました。