竹田昭彦日誌(#53)6月30日(水)
〈 模擬原爆投下 跡地の碑 〉
 今日は、長岡市の市役所訪問と行進、刈羽村の役場訪問、柏崎市の行進です。
 長岡市役所訪問では、1986年(S61)から中学生を広島市の原爆犠牲者慰霊祭(8月6日)へ派遣する平和教育を実施し、今年で25年目になると聞きました。延べ500人近くになるそうです。
長岡市に投下した「模擬原子爆弾投下地点跡地の碑」=長岡市左近町、永代橋付近
 市役所訪問後、長岡市に投下した模擬原爆の爆発跡地を見学しました。
 場所は、市役所から1kmも離れていない信濃川支流の永代橋(上流左岸)の堤防上で、同市が建立(2005年)した「模擬原子爆弾投下地点跡地の碑」があります。碑文には、1945年7月20日に投下され、死傷者4名、負傷者5名、2戸全壊などと記され、模擬爆弾の寸法、重量などの絵もありました。
 新潟県には、模擬原爆がもう1個柏崎市に落とされています。 こちらは、池になっており、何もされてりないそうです。
出発式で「団結ガンバロウー!」を三唱=長岡市平潟公園
 行進で、長岡市の関原地区を通ると、各家から人が出てこられ、手を振る人が多かったです。灯籠風の行灯を玄関先にかざし、平和行進を歓迎する家もありました。珍しいことです。
 また、柏崎市の行進では、下校する高校生男女のほとんどが、行進団の振る手に応え、手を振られ「がんばって下さい!」と声をかけられました。普通ないことで、若いエネルギーをもらいました。
 長岡市は、米軍の空襲による被害(1480人の死亡を確認)が、県下でもっとも大きかったそうです。
 市民の平和運動も活発で、毎月6の日(広島に原爆が落とされた日)に、核兵器廃絶の署名行動を31年間も、休まず続けていました。
「核兵器廃絶平和都市」塔が行進を迎える=柏崎市役所
 柏崎市役所入り口に「核兵器廃絶平和都市 柏崎市」塔があり、行進団を迎えてくれました。
 なお、柏崎市と刈羽村にまたがり、柏崎刈羽原子力発電所が3基あります。
 今日の行進では、参加者40人前後で9.4km歩きました。