竹田昭彦日誌(#24)6月03日(火)
大人が微笑む子どもの参加
乳児をあやしてパチリ=いの町役場前
 今日は、いの町役場訪問と、いの町内の行進です。
 いの町訪問では、町長さんや議長さんなどの幹部が外出中でした。町長部局には「原爆パネル展示」の要請書を、議会事務局には「G8サミットで核兵器廃絶を議題に」という意見書採択の陳情書を係員に説明し、提出しました。なお、議会事務局では、議長さんから「要請の説明をよく聞いておくように」と、言われていたそうです。ありがたく思いました。
 そう思ったのは、平和行進が役場を訪問する事前に、要請の趣旨を文書で知らせてありますが、「見ていない」「聞いていない」と対応されるところも、あったからです。役所が公式文書を受け取ったら、関連部署の担当者が対応を協議し、各段階の責任者が決裁欄に押印し、保管するのが普通です。「見ていない」「聞いていない」と言われるのは、不思議です。
 いの町の行進では、乳幼児たちの参加がありました。出発を待つ間、年配の人たちが乳児をあやす、微笑ましい光景を見ました。子どもたちの参加は、年配者を喜ばせます。本当に子どもは宝だと思いました。
車道を挟んで出発集会=いの町役場前
 出発集会は、役場前の車道を挟んで開かれました。適当な広場がなかったのです。スピーカーから音が流れると、周りの店の人が出て来ました。行進に移って手を振ると、手を振って激励をいただきました。
 いの町は、和紙の生産が盛んなところでした。「土佐和紙」と呼ばれいます。今は、洋紙に押されましたが、伝統は引き継がれています。日本のお金(日銀紙幣)の和紙も、この地域でつくっているようです。行進コースの商店街には、見ごたえのある蔵屋敷造りの店舗が何軒もありました。かって、「和紙商人町」として栄えたころの店舗です。今は、車社会と大型スパーの進出にあおられ、一般の店舗も他の町の例と変わらず、戸の閉まった店が多かったです。蔵屋敷造りの町並み保存にも、手がまわらない様子で、残念な気がしました。
子どもも募金
 高知県の平和行進の沿道募金は、行進参加者にお願いしています。例年そのようで、参加者は心得ており、相当にいただいています。今日は、子どもが募金箱へ入れるのを見ました。それを見つめる大人の目も、また、微笑ましいと思いました。
 今日の参加者は20余人で、1.5q歩きました。