竹田昭彦日誌(12)6月29日(水)

〈住民の健康と平和を守る医療生協関係者に敬意〉

 今朝、8時に生協病院の「鴨池生協クリニック」へ行き、「医局の朝会」「主任者の朝会」に各々出させて貰い、私が平和行進に参加している思いの「日本国憲法第9条は、戦没者の遺言」です、と訴えました。
 昨夜の「通し行進者歓迎夕食会」も、この病院の食堂でした。バス停の名称には「生協病院前」と書かれてあり、地域に親しまれている様子が伺えます。医療生協関係者の皆さんの取り組みは、すごいと思いました。
 その病院前で、出発集会も開かれました。挨拶にたった県原水協杉野事務局長は、ここ数年、医療生協関係者の原水爆禁止運動への積極的な取り組みが、他から遅れたと見られていた鹿児島県の原水爆禁止運動を発展させ、今や全国でも先進県の仲間に入りつつある、と力強く情勢報告されていました。ここから出発した行進には、多忙中にも関わらず、お医者さんが4名も参加されました。
 沖縄の平和行進でも、医療生協関係者の取り組みが盛んで、何回も「3者協」を代表して、との挨拶がありました。「3者協」とは何だろうと思い聞きましたら、病院のお医者さんが中心の民主医療機関連合会、看護士さんや事務職の皆さんなどが中心でつくる病院労働組合、病院建設や維持管理と経営に関わる医療生活協同組合の3者が連帯した略称だそうです。
 地域住民の健康と生命を守る最前線にたつ医療関係者は、戦争と平和の問題にも敏感であります。毎日、「3者協」の皆様の平和行進への取り組みに接している私は、敬意の気持ちでいっぱいです。
幼子も1歩、2歩の平和行進

 今日の行進で、とても印象に残ったのは、幼児がお母さんに手を引かれ歩いていたことです。幼児には、本当の1歩、2歩、3歩だったと思います。お母さんの未来を託す思いがジーンと伝わってきました。