番外編 箱根大学駅伝・観戦記

竹田 昭彦
8区の不動坂を1位で通過する青学大の池田生成選手(右)
同4位で通過する神奈川大の大川一成選手(左)
同6位で通過する日体大の室伏穂高選手(右)
同10位で通過する東海大の川端千都選手
(左)
同16位で通過する山梨学院大の古賀裕樹選手(右)
同17位で競り合う国学院大の国沢優志選手
(左)
 2017年1月3日(火)、箱根大学駅伝の8区を横浜市戸塚区の不動坂で観戦しました。
 不動坂は、戸塚区の自宅から3㎞ほどの場所で、働いていた時には、不動坂~権太坂が通勤ランに入っており、なじみのコースです。退勤後のランで権太坂を上る時は、2区の選手になった気分でガンバリました。
 今年の箱根駅伝は、神奈川に陸上部を置く青山学院大学が3連覇を達成し、神奈川大が5位で12年ぶりにシードを得るなど、たいへん興奮しました。
 駅伝コースは、1区と10区の多摩川が県都境で、全コースの83%が神奈川です。
 そのことから、地元の週刊新聞「新かながわ」の正月号に「箱根大学駅伝の見どころ」を書いてきました。
 主な取材源は、予選会、出場選手記者発表、県内に陸上部を置く出場大学の監督インタビューです。
 1993年(69回)から関わる中で、優勝や目標通りに結果を出した大学は、異口同音に「チームワークが良かった」と強調します。
 そのチームワークを、どのように醸成するのか、いつも聞きたいポイントでした。
 今回、青山学院大の監督は、「選手に理不尽なことを言わない。理不尽なことをしない。学生にも理不尽なことをさせない」と「3つの『ない』」を強調しました。
 そして、選手を平等に扱うことだといいます。4年生にも寮の清掃をさせ、「兄貴分として良きリーダーたれ」といっています。
 その結果、自立した選手同士なんでも言い合える信頼関係が築かれているのが、青山学院大の強さの秘密です。
 20余年取材を続けたことから、30分のインタビューが、1時間を越えることも多々ありました。週刊新聞社の記者と一緒の取材ですが、各監督からざっくばらんな話しも聞け、ありがたく思っています。
 この間、県内に陸上部を置く出場大学は、専修大、神奈川大、青山学院大、日本体育大、東海大、関東学院大、国学院大の7校でした。
 そして、箱根駅伝が大きく様変わりしました。テレビの全国放映化が大きいと思います。
 箱根駅伝の主催は、関東学生陸上競技連盟ですが、箱根駅伝の知名度は全国版になりました。新規出場大学の活躍も生まれ、古豪が時々欠場するようにもなりました。高校生の5000m記録ベスト100に入る選手の殆どが、関東の大学へ入学するようになりました。
 90年代の予選会(大井埠頭)では、陸上部以外のマラソン愛好会の学生も出場していました。出場者の持ちタイムや、チームの人数不足などが厳しくなかったのです。ゴールまで走りきった学生たちが、本選に出場できなくても、喜ぶ姿を懐かしく思いだします。
 1920年(大正9年)に第1回大会が開かれ、今年で93回です(戦争で5回中止)。誕生100年目の2020年は、東京オリンピックです。箱根駅伝の選手から、オリンピックのマラソン選手が出場して、活躍すると良いですね。 
http://www.hakone-ekiden.jp/
http://www.shinkana.jp/archives/2363
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