竹田昭彦・日誌(#62)・7月04日(土)  

 正味7時間15分歩く
 出発9:30~到着19:10

 
分水嶺の善知鳥峠を行く
=2015/7/04、塩尻市
 
 
昼食後の記念撮影
=2015/7/04、辰野町、矢彦神社
 
 今日は、塩尻市、辰野町、岡谷市の行進です。
 天気は、朝から曇りで肌寒く、夕方から雨が降りました。
 午前9時、塩尻駅前で出発集会が開かれ、9時30分に行進が出発しました。
 昼前、塩尻市で休憩した153号線の善知鳥峠(ウトウ)峠は、分水嶺(標高889m)でした。
 南側に降った雨は、天竜川となって太平洋へ流れ、北側に降った雨は、犀川、千曲川、信濃川となって日本海へ流れます。
 峠は、分水嶺公園になっており、湧水池から南と北に別れる小川がありました。説明板もあり、一目で分かります。小中学生の夏休みの自由研究などに、おすすめの場所です。
 昼食場所は、小野神社・矢彦神社でした。同じ境内に並んでいて、小野神社は塩尻市、矢彦神社は辰野町です。境内に大きな御柱(オンバシラ)が建ており、7年ごとに建て替えます。その年は、結婚式など出費のかかることはタブーで、御柱建立に精魂を込めるそうです。
 午後4時20分、辰野町役場前で、塩尻市から辰野町への引き継ぎ式をしました。
 そして、ここへ来る後半にペースを上げ、頑張ってきたてきた塩尻の人たちと、握手を交わし、別れました。どこの別れも、つらい気持ちが込み上げます。
 引き継ぎ式には、網の目「上伊那」コース(伊那北駅→南箕輪村役場→箕輪町役場→辰野町役場)も合流しました。
 午後7時10分、雨降る暗路、岡谷市のJR川岸駅へ到着し、手早くリレー横断幕を辰野町から岡谷市へ引き継ぎました。到着する30分前から雨が降り、カッパを着ずにガマンしたので、濡れて寒かったです。午後7時15分、今日の行進行程が終了し、宿へ急ぎました。
 この夕暮れの行進には、辰野町役場」(16:40)から参加の小学生の男・女も歩き通しました。暗い夜道で、歩道がなく、一列縦隊で歩くところもありました。幸い、大型車があまり通らず、よかったです。参加者から、苦情は聞こえず、人家のない山道を黙々と歩きました。長野県の風土と歴史が育んだ、心意気がよく理解できました。敬服する次第です。
 今日の行進は、2001年に通し行進者をはじめて以来、実際に歩いた時間が最高でした。
 行進は、9時30分に出発し、終了が19時10分です。その中、休憩・昼食など除き、歩いた正味時間は7時間15分でした。これまで、1日で25km以上歩いた例では、正味時間が6時間台でした。
 行進は、11区間を参加者27~15人で26.1㎞です。