竹田昭彦・日誌(#60)・7月02日(木)  

お国言葉で “戦争はゴタダ!”
       松本地域の方言で“戦争ダメダ!”

 
安曇野市役所の出発集会で市長のメッセージを披露する副市長(右)=2015/7/02  

 
お国ことばで「戦争はゴタダ(戦争はダメダ)をアピールする婦人
=2015/7/02、安曇野市・真々部
 
 今日は、安曇野市の行進と市役所訪問、松本市の行進です。
 天気は、晴れで、蒸し暑くなりました。
 午前8時20分、JR篠ノ井線の明科駅前で出発集会が開かれ、行進へ移りました。
 出発集会では、参加者11人のほとんどの人が自己紹介しました。私が、戦後のひもじい体験を具体的に話したことから、年配者たちが戦争体験を話しました。
 終戦時、国民学校1年生だった男性は、「空襲警報のサイレンと、空爆の音が怖かった」と話しました。普通は、政治的な話しになるのですが、みなさんの行進参加の原点を知り、共感が深まりました。
  午後1時、安曇野市役所の玄関前で、歓迎集会が開かれ、副市長から市長のメッセージが披露され、議長のメッセージを市議が代読されました。
 市長のメッセージでは、戦争法案に対する懸念と慎重審議が強調されました。そして、被爆70年にあたり、広島へ中学生を派遣するそうです。
 歓迎集会には、30日に小谷(オタリ)村を出発した網の目「小谷→白馬→大町→安曇野」コースが合流し、90人を超える盛況でした。
 その網の目コースは、今年誕生しました。初めてにもかかわらず、参加者が50~60人だったそうです。
 私が歩いた幹線コースの役員は、戦争法案の危機感から、大勢の参加になったのだろうと話しました。
 午後6時30分、松本市の松本城に到着し、今日の行進が終わりました。
 午後の休憩で、ゼッケンの背に「戦争はゴタダ!」とアピールする女性がおりました。「ゴタ」とは、松本地域の方言で、「いい加減なことを言うな」とか、「ゴタ、ゴタ言うな」とかの意味だそうです。方言を色いろ伺っていると、人が集まり、私が米沢弁を話すなど、お国言葉に花が咲きました。
 一昨日から歩いている国道19号線は、大型車の往来が頻繁です。有料道路の料金が高いので、19号線を通るようになったそうです。歩道のないところは、たいへん気をつかいました。
 今日は、3台の大型車に手を振ってもらいました。乗用車も、3台が続けて手を振ってもらう事もありました。人通りのない道では、何よりの励みです。
 行進は、9区間を参加者10~20~90~40人で22.2㎞です。