竹田昭彦・日誌(#42)・6月14日(日)  

“せんそう はんたい” の絵を掲げ
小学生が 国際青年タスキ・リレー

 
正善院の鐘楼で子どもたちと平和の鐘を鳴らす=2015/6/14、鶴岡市  
 
「せんそう はんたい」の絵を描いて参加した小学1年生=2015/6/14、鶴岡市
 
 今日は、鶴岡市の行進と寺院訪問です。
 天気は、晴れでした。
 午前8時50分、羽黒神社随神門の前で出発集会を開き、行進へ移りました。
 羽黒神社には、国宝の五重塔があります。門を入って10分ほどの所で、うっそりした杉林の中です。
 行進が出発して1㎞過ぎに、正善寺がありました。工事中でしたが、訪問できました。本堂で参拝し、住職と行進者が記念撮影をしました。
 そして、参加していた子どもたちと、一緒に鐘を鳴らしました。この寺の鐘も、戦時中に軍へ供出させられたそうです。
 鳴らした鐘の3面には、浮き彫りに鋳造した笛吹く飛天が舞い、躍動して見えました。
 正善寺から6分ほど行進すると、金剛樹院訪問でした。境内の草取りをしていた住職が、手を休めて平和観音堂へ案内されました。観音堂の格天井の一枚いちまいに、花や動物が描かれ、江戸時代の油絵もありました。江戸時代の油絵は、珍しいそうです。境内の池に配したキャラ(オンコ)は、樹齢500年の銘木だそうです。
 昨日の土曜、今日の日曜と、子どもの参加が多くありました。今日は、「せんそう はんたい」の絵を描き、持ってきた小学1年生(6歳)がおりました。国際青年リレー・タスキを掛けて、頑張って2㎞余を歩きました。到着した常念寺で、鐘を鳴らし、喜んでいました。
 2011年から始めた「荘内平和観音百霊場」訪問は、5年目になります。昨日、今日と、訪問した寺院では、快く迎えて頂きました。参加者には、各寺院の本堂へ初めて上がる人もあり、平和行進と宗教者の連携が有意義に思いました。
 午後3時15分、鶴岡市役所前で歓迎集会が開かれ、市長と議長からのメッセージが披露され、「青い空は」を合唱して今日の行進が終わりました。参加者は、約70人です。
 今日の寺院訪問は、正善院(黄金堂)、金剛樹院、種耕院、常念寺の4か所です。本堂で、住職からの法話を聴いたお寺もありました。
 行進は、区間により参加者10~55人で7.8㎞です。