竹田昭彦日誌(#23)5月28日(月)
〈 日中両国平和の塔 海南市〉
 海南市の行進です。
 海南市を訪問する前に、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)代表理事の楠本熊一さん宅を訪問しました。私が広島まで通し行進する「戦没者の遺児の思い」など話しますと、たいへん喜んで下さりました。
 「体に気をつけて」と、道路を立ち去るまで見送って頂きました。
 橋本さんは、20歳のとき広島で被爆したそうです。最近体調がすぐれず、外出が思うようにならないご様子でした。 
海南市を平和行進
 午後5時30分、海南市役所玄関で出発集会が開かれ、市長さんからのメッセージを総務課長さんから披露されました。
 行進は、市役所を発着点に商店街を周回しました。宣伝カーから、肉声の訴えと、シュプレヒコールの音頭がとられ、隊列から力づよい唱和が響きました。
平和行進参加者の記念撮影
 行進が終わると、市役所脇の燦燦(さんさん)公園で参加者の記念撮影をしました。冗談を飛ばしながらの撮影で、行進した達成感に満ちた笑顔でした。昨年は雨天で、大濡れだったそうです。新宮市からのスタート以来、行進時に雨は降らず絶好調です。
海南市燦燦公園公園にある「日中両国平和の塔」
   写真を撮った燦燦公園に「日中両国平和の塔」がありました。
 近代の日中両国の交流は、日本が犯した日中戦争があり、厳しい状況が続いてきました。再び戦争をせず、どんなことがあっても、両国間の友好平和を探求する心は不変であると、誓った平和の塔です。
 平和の塔は、海南市議会の決議を得た全市民の運動で、1971年7月7日に建立されました。毎年、8月15日に碑の前で「平和のつどい」を開催しています。海南市は、古い昔から中国との交流が盛んなようです。市の特産は、紀州漆器です。
 今日の行進は40余人の参加で、1.2q歩きました。