竹田昭彦日誌(#55)6月29日(水)
〈 被災者が積極的に署名 いわき市〉
 今日は、郡山市からいわき市へ引き継ぎ、市役所訪問、行進、署名行動です。
 朝7時、 郡山市の宿から、福島県原水協代表理事の斎藤勝弥先生(福島大学名誉教授)が運転する車で、いわき市へ行きました。本来、いわき市へ入るコースは、宮城県の丸森町から福島県の新地町、相馬市へ入る「浜通りコース」ですが、大地震、大津波、福島原発事故の被害で通れないため、郡山市の「中通りコース」(内陸コース)から別れ引き継ぐことになりました。
 いわき市役所訪問では、地元平和行進実行委員会が長年要望してきた「中学生を広島、長崎に派遣すること」について、長崎市から「いわき市の中学生を招待する」話しがきていると伝えられました。今後の進展が期待されます。
 この訪問のとき、全国から寄せられた被災者救援募金を、いわき市に渡しました。 
署名をする被災者夫妻=いわき市・いわき駅前
 いわき駅前で、署名を始める準備をしていると、宣伝カーのアナウンスを聞いた夫妻が「署名はどこでするのですか」とたずねられました。原発事故の被災者で、避難しており、「原爆の恐ろしさがよく分かった」と、話しました。
高校生から “がんばろう” と激励される=いわき市・内郷駅前
 内郷駅前の署名行動では、下校中の高校生が多く署名しました。被災地で兄弟が亡くなった高校生もおり、転校先の仮住まい住所が分からないと話し、名前だけ書きました。
 高校生男子の集団に、北海道から行進して来たことを話すと、「スゲー!」と言われ、握手を求められました。写真を撮ることになり、ピースサインで “がんばろう” とバッチリです。
 2か所の署名行動は、各参加者25人で署名累計180筆と、募金8607円を頂きました。
 今日の行進は、区間により参加者35〜25人で2.4q歩きました。