竹田昭彦日誌(#02)5月07日(土)
〈 被爆60年に植樹 礼文島の千島桜 〉
 今日は、札幌から礼文島へ移動です。
 JR札幌駅発、7時45分の稚内行き列車に、嶋田千津子北海道原水協事務局次長と筆者が乗り、稚内駅へ12時過ぎ着きました。5時間ほどかかり、日本の北端へ来ました。北海道は広いなと、実感しました。
 その後、稚内港からカーフェリーに乗り換え、2時間ほど揺られ、夕方の5時過ぎに礼文島の美深(みふか)港へ着きました。
 海路、利尻富士を見るのを期待していたが、雨天で利尻島の島影さえ見えず、残念でした。
 いよいよ明日は、礼文島から「北海道→東京」コースの出発です。
被爆60年の平和行進のときに植樹した千島桜と記念塔、(左から)嶋田千津子北海道原水協事務局次長、竹田昭彦=礼文島美深井・緑ヶ丘公園
 美深港から直ぐタクシーに乗り、被爆60周年(2005年)の平和行進のときに、北海道と東北6県の原水協の人たちが植樹した千島桜を見に行きました。場所は、美深港近くの美深井にある緑ヶ丘公園です。植樹した場所の記念塔には、被爆六十年「いま、核兵器の廃絶を!」と書いてありました。
 樹をよく見ると、思ったより伸びていませんでした。タクシーの運転手さんにたずねると、このあたりの積雪が2メートル近くあり、風も強く、厳しい気候とのことでした。
 雪にもまけず、風にもまけず、すくすくと育ち、核兵器の廃絶運動を見守ってほしいと願いました。