竹田昭彦日誌(#64)7月13日(日)
STOP原子力空母 横須賀集会に3万人
7・13全国大集会in横須賀で配布されたウチワ
 今日は、横須賀市で開かれた「7・13全国大集会in横須賀」に参加しました。
 この集会は、神奈川県・横須賀港にある米海軍横須賀基地へ、米原子力航空母艦ジョージ・ワシントンの配備に反対して開いたものです。
 四国の平和行進の最終日は7月13日でしたが、11日に変更されので、昨日帰宅し、集会へ参加できました。横須賀市の隣の横浜市に住む私としては、よかったです。横須賀市在住で、平和行進「東京→広島コース」通し行進者の米山幸子も、行進中の兵庫県から戻られ、集会に参加していました。
全国各地から3万人が集う=神奈川県横須賀市・ヴェルニー公園
 原子力空母ジョージ・ワシントン(排水量104,200トン)の配備は、これまで配備していた通常型空母(油が動力)キティホーク(81,985トン)に替わるものですが、在日米軍再編強化の要です。原子力空母は、給油なしで長期間航行ができることや、油タンクなしのスペースに弾薬、艦載機を多く積めます。そして、乗組員も増え、空母全体が大型・戦力強化になっています。
 まず、何よりも恐ろしいのは、原子炉の事故です。原子炉の溶解事故等が起きれば、東京湾周辺の住民に計り知れない被害がでます。100万人が死亡するとも予測されています。ジョージ・ワシントンは、5月に火災事故を起しています。いまだに原因が明らかになっていません。米国がいう「安全」の保障はありません。
 集会場所は、横須賀港の米艦船や自衛隊艦船が見える海辺です。午後1時からはじまった集会には、全国から3万人が参加しました。気温は30度を越える暑さでしたが、それを吹き飛ばす熱気でした。演壇に立った、自衛隊イラク派兵差止訴訟の会代表の池住義憲さんは、4月17日に名古屋高裁がくだした「自衛隊イラク派兵違憲」を報告しました。その判決が出たとき、裁判所の屋外で待機していた人に示した、「自衛隊イラク派兵は憲法違反」と「画期的判決」の巻物を、壇上で、サッと広げ、再現して見せました。会場は、大きな拍手と「その通り!」の歓声で沸きました。判決は、米軍と自衛隊が一緒になって、イラクで戦争をしていることを認めたのです。今の日本は、「戦後」ではなく、「戦中」だと強調されました。
米海軍横須賀基地正門前で「原子力空母はくるなー」と、シュプレヒコールをする集会参加者
 集会は、1時間ほどで終わり、会場から米軍基地の正門前を通り、横須賀市役所までの1.5qを、延々と行進しました。米軍基地の正門前では、行進を止めて「原子力空母はくるなー」のシュプレヒコールを繰り返しました。
 解散地点で、続々と到着する各県の行進団へ拍手をおくっていますと、各地の平和行進でお世話にたった方と、何人にもお会いしました。かたい握手を交わし、胸が熱くなりました。