竹田昭彦日誌(#18)5月28日(水)
戦争遺跡の掩体壕を見学
旧高知海軍航空隊の掩体壕=南国市・高知空港付近
 今日は、安芸市の市役場訪問と市内行進です。
 安芸市へ行くのは午後のなので、午前の時間を利用して、旧高知海軍航空隊(現高知飛行場)の戦跡見学と、霊場訪問をしました。
 現在の高知空港は、旧高知海軍航空隊の飛行場でした。そこでは、「神風特攻隊」(神風特別攻撃隊菊水部隊白菊隊)が飛行訓練をしていました。その訓練機「白菊」を格納した「掩体壕」(えんたいごう)が、現在7ヶ所残っています。
 行って見ますと、高知空港から少し離れた田圃の中に異様な形でありました。太平洋戦争末期には、「零戦」と呼ばれた特攻機もなくなり、訓練機の「白菊」が動員されました。「掩体壕」は、市民の保存運動によって、南国市が管理しています。現場には、「掩体壕」や「白菊」の説明板はありましたが、特攻隊員の規模や、「白菊」で出撃して死んだ隊員数等の説明がありません。あった方が勉強になると思いました。
 霊場は、第28番大日寺、第29番国分寺、第30番善楽寺、第31番竹林寺、第32番禅師峰寺、第33番雪渓寺の6寺を訪問しました。そのうち2寺で住職さんお会いすることができ、二つの署名をいただきました。1人の住職さんは、昨年広島へ行き原爆資料館を見られたそうです。原爆の被害のひどさを話され、「原爆を使っていけない、戦争をしてはいけない」と力説されました。
 霊場に来られるお遍路さんを見ていますと、大型バスで巡っている方たちは忙しいようです。納経帳のご朱印は、バス会社の係員がまとめていただいています。バスの運行と係員の車が一緒でないこともあるようです。
 ガイドブックには、「観光お遍路さんもあります」と、書いていましたが、八十八ヶ所の霊場は信心や遍路スタイルに条件を付けず、門戸を開いています。私の場合は、「平和お遍路」だと名付け、ご朱印をいただいています。
 安芸市長さんのメッセージを披露する婦人たち=安芸市・大杉道の駅広場
 今日の平和行進は、小雨模様の夕方からでした。参加者には、安芸市の保育士さんたちの参加が多く、賑やかでした。保育士さんたちは、毎年参加する伝統があるそうです。
 お聞きしますと、すべての子どもたちに、よりよい保育をめざす運動を続けているそうです。現在、保育時間の延長(長時間保育)とからみ、公立保育所を民営化する市の動きがあるそうです。保育士さんたちは、公立保育所による長時間保育を主張しています。
 童謡「鯉のぼり」記念塔=安芸市・野良時計駐車広場
 安芸市は、童謡「鯉のぼり」の生まれた地です。保育士さんたちも、郷土の誇りを育んでいるのでしょうか。
 高知の平日の行進は、夕方5時半集合が多いです。職場の人が参加しやすいからです。
今 日の参加者は40人で、安芸市を2.5q歩きました。安芸市訪問では、市長さんからメッセージをいただきました。