竹田昭彦日誌(#40)6月14日(木)


〈愛犬の遺景を持って行進〉

ワンちゃんの「潤」も一緒に行進
=岐阜市
 今日の行進は、関市と岐阜市です。
 昨日も、関市と岐阜市を行進しましたが、今日も関市と岐阜市です。
 昨日は、美濃市役所から関市役所まで行進した後、そこから車で岐阜市の中心部へ移動し、金(こがね)公園周辺を3.5q行進しました。今日は、関市の平和通りから長良川に沿って、岐阜市の岐阜公園までです。
 私は、昨日行進が終わった関市を、今日、関市へ戻って再度行進をする意味が分かりませんでした。いろいろ聞いてみますと、昨日の岐阜市の行進は、「国民平和大行進」と生協(生活協同組合)の「ぎふ折り鶴平和行進」が一緒に歩く統一行進でした。
 今日は、朝の出発前から雨降りです。宿からカッパの上下を着て出ました。雨の止むことを祈っていましたが、終日雨降りでした。中部地方は、梅雨に入ったそうです。
今日も、いろいろありました。
 行進中に宣伝カーをむやみに止めないで、交通整理をするのは難いのですが、関市の行進では、関市の警察署のお巡りさんが上手な交通整理をしていました。
 例えば、宣伝カーの50m以上先で、対向車線の車を止めます。そして、止めた対向車と宣伝カーの間に、車のいない長い空間距離をつくります。そこで、宣伝カー後方の渋滞した車を、(宣伝カーを追い越させ)通します。こうすれば、空間距離が長いので、宣伝カーを止めずに、後方の車を安全に通せます。後方車の通過が、一段落したところで、今度は対向車を通します。この繰り返しを、関市の警察署のお巡りさんは、上手にしていました。
夕食会の歓談風景=岐阜市
 これまで見てきた所では、宣伝カーの少し前で対向車を止め、宣伝カーも止め、行進団の後続車を追い越させることが多くありました。これを、たびたび繰り返しますと、行進が止まる回数が増え、歩くリズムが狂い、イヤになってきます。
 岐阜市の警察署のお巡りさんと交代するとき、関市の警察署のお巡りさんに帽子を脱いでお礼を言いますと、お巡りさんも帽子を脱いで挨拶されました。
 岐阜市に入ってから行進に参加した人で、ワンちゃん(愛犬)の写真(遺景)を持っている人がありました。昨年まで、10数年間、そのワンちゃんと一緒に行進してきた人です。ワンちゃんは高齢になり、亡くなったのです。ワンちゃんは、歩くことができなくなりました。今日は、写真での参加です。
 行進者の中には、ワンちゃんを知っている人が多くあり、寂しがっていました。
 ワンちゃんの名前は、「潤」といいます。「潤」は、自分の思いを「誰かの笑顔のために頑張る人間になりたい」と、写真に書いてありました。
 夜は、厚意により、岐阜市の個人宅に泊めてもらいました。その宅で、平和行進に参加した近所の人や、世話役の人たちと、一緒に夕食をごちそうになりました。天ぷらや自家製の手打ち蕎麦に舌鼓を打ちながら、笑い声の絶えない夕食会でした。お腹いっぱいいただき、ありがとうございます。
 今日の行進参加者は、区間により40〜60人でした。歩いた距離は22.1qです。