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| 台湾訪問(5月24~28日) ④ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 台湾の人権運動史 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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最初に見学した台北市の故宮博物館は、北京市の禁紫城にあった貴重品を蒋介石が台湾へ持ち込んだものです。評価の高いものは台湾にあるので、世界五大博物館の一つだそうです。 注目したのは、象牙細工の「雕象牙透花人物套球(清時代)・1850-1900年」です。上部の吊り下げ鎖を含め、一本の象牙からの作品です。球は内部にも層になって独立しており、それぞれ回転するそうです。全体で18球です。どのように彫ったのか超極秘でしたが、現在の非破壊検査で解明されたそうです。 次に「阿マの家・平和と女性の人権館」見学です。ここは日本の植民地時代に、台湾で従事させられた日本軍「従軍慰安婦」の証言や資料を収集・展示し、戦時の性暴力の歴史と被害女性の、人権問題等を伝える記録と教育施設の総称です。阿マの家とは「お婆ちゃんの家」を意味します。日本軍「従軍慰安婦」だったと名乗り出た被害者は、公式に確認された人だけでも58人おられ、実際の被害者数は何倍にもなると見られています。なお、台湾に「慰安所」が20ヶ所以上あったそうです。 日本軍「従軍慰安婦」とは、日本政府の河野内閣官房長官談話で「慰安所の設置は、当時の軍当局が設置して管理した事。慰安婦の募集は、業者が主に当たったが、官憲等も直接当たった事。そして、軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた事。それにより、幾多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負わせたすべての方々に対しお詫びと反省の気持ちを申し上げる(1993年8月4日)」と、表明された事です。ところが、その後の日本政府の対応は、責任と反省が曖昧にされていますので、被害者は手を緩めず責任と謝罪を求めています。 参照 a-korea16-02-22 marathon-16-korea a-korea17-03-23 この日本軍「従軍慰安婦」問題については、日本政府に責任と謝罪等を求める裁判が韓国、中国、フィリピン、台湾、オランダ等から起こされています。そして、国連人権委員会(現・人権理事会)は、日本に対し、慰安婦問題についての責任認識、被害者への謝罪と補償、教育・記憶の継承などを強化するよう繰り返し勧告しています。なお、日本人女性も同様の被害を受けたが、訴訟迄に至らず、現存者はいなくなった様です。 三つ目の見学は、二二八国家紀念館です。二二八とは、太平洋戦争を起こした日本が降伏し(1945年8月15日)、台湾が日本の植民地から解放されますと、中華民国の蒋介石軍が入って来て支配しました。その強権的な軍政を進める中、生活苦にあえぐ住民が生活費の為に「闇タバコ」を売っていた中、取締りの威嚇発砲で住民1人死亡する事件が発生しました(1947年2月17日)。その取り締まりの弾圧に対する住民の抗議運動が、翌28日から爆発的に全土へ広がりました。その2月28日が紀念の「二二八」です。台湾が日本植民地時代から解放されても、次の支配者が現れる苦難です。だがしかし、台湾の住民達は苦難の歴史を乗り越え、負の遺産を保存して活用しながら、民主化を一歩一歩進めtれおり、力強く感じました。 最後の昼食は1時過ぎになりましたが、小籠包の食べ比べで美味しくいただきました。小籠包のあんは、カニみそ入り、エビ餃子、野菜と肉の蒸し餃子、キムチ餃子です。各食事で出る餅米のおこわ風御飯(油飯=ヨウファン)は、何処で食べても外れの無い良い味でした。総じて各食事の味付けは、日本より甘口でした。短期間で「台湾有事」かと、訪ねるツアーでしたが、台湾の中・近代史と現在の概略を、包括的に学べる良い旅でした。 |
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