朝鮮通信使歴史館

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韓国ピース・ツアー()
⑤ 朝鮮通信使歴史館見学

馬上で曲芸をする馬上才の像
=2018/10/07、釜山市・朝鮮通信使歴史館
朝鮮通信使行列を模した人形が各地に普及
=2018/10/07、釜山市・朝鮮通信使歴史館
山形県米沢市で作られた通信使人形
=2018/10/07、釜山市・朝鮮通信使歴史館
夕食の品々(4人分)=2018/10/03、金堤市
どじょう汁鍋と副食の品々(4人分)
=2018/10/06、全羅南道求同郡
 7日、釜山市の龍頭山公園、朝鮮通信使歴史館などを見学しました。
 午前、釜山港の背後にある竜頭山(180m)の竜頭山公園へ行きました。
 港に向けた、展望の名所です。
 公園の中央には、豊臣秀吉の軍と戦った歴史的英雄李舜臣(イ・スンシン)将軍の大きな像があります。
 そして、鐘閣と書いた鐘楼に高さが2m以上もある大きな釣り鐘(市民の鐘)があります。釜山市民10万人の寄付によって1996年に作られました。毎年3月1日の独立運動記念日と、大晦日に鳴らします。
 鐘の下部が低く、床にくぼみがあり、音が増幅されて響く設計だそうです。
 この方法は、他の鐘楼でも見ましたので、日本で見たことのない朝鮮仕様のようです。
 また公園には、釜山タワー(120m)があり、360度の展望ができます。
 タワーに上ろうとしましたが、今回も時間がなくダメでした。個人的に来ないと無理なようです。

 その後、今日は朝鮮通信使歴史館が開いているとのことで、見学しました。
 入り口前の横にある「馬上才」の像に注目しました。
 通信使に馬が同行し、走る馬上で曲芸を披露した猛勇な馬上才の姿です。
 才は、曲芸人を意味します。
 日本にはない、多様な技があったそうで、江戸幕府の要請で馬とともに同行しました。
 当時の日本では、珍しいものだったと思います。
 朝鮮通信使が日本へ与えた影響の証として、行列が通った以外の土地で、通信使の人形が作ら、語り継がれていることです。
 地方藩の江戸屋敷などの人たちが、行列を見た感動を地本で広めようとしたからです。
 私が育った、山形県の米沢地方では、今も相良(さがら)人形として作られていますが、工房に問い合わせますと、在庫がなく、来年作るとのことでした。
 当歴史館を昨年見学したときは、ユネスコ世界記憶遺産の登録前でしたが、昨年の10月に登録が決定されました。嬉しく思います。
 参照 takeda-a.net/a-korea17-03-25
     takeda-a.net/18-7-22
 館でもらった冊子の朝鮮通信使2018夏号には、登録を祝う行事が、日韓双方の関連都市で実施するニュースが載ってありました。
 この10月14日(日)には、静岡市で朝鮮通信使の行列があると紹介さていましたので、行ってみたいと思います。
 昨日も今日も、在釜山日本領事館の前を車で通ると、領事館前の歩道に設置した少女の像が見ました。
 参照 takeda-a.net/a-korea17-03-23

 今回の旅では、昼食や夕食の品数の多さに驚きと満足感を味わいました。値段ではなく、地域差のようでした。
 毎日の夕食は、韓定食でないのに、ほとんどのところで20品前後の副食が出され、食べきれずもったいないと思いました。
 今回訪問した南部の方面は、それほど外国からの観光客が多くないようで、観光客相手にとらわれず、接待の伝統を守っているように感じました。
 ビール1本の値段は、釜山が5500(約600円)ウオンで、他は一律4000ウオンでした。

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