竹田昭彦・日誌(#36)・9月23日(土)    
平和の波in戸塚

核兵器の全面的廃絶のための国際デー「平和の波」行動=2017/9/23、横浜市JR戸塚駅西口
会話する中学生=2017/9/23
折り鶴を貼る幼児=2017/9/23
寄せられた折り鶴とメッセージ=2017/9/23
 9月23日、横浜市戸塚区で「平和の波」行動をしました。主催は、医療生協かながわ、新婦人戸塚支部、戸塚区革新懇談会などの共同です。
 「平和の波」は、2017年原水爆禁止世界大会の国際会議で宣言・提起された行動で、9月20日の核兵器禁止条約の署名開始から1週間を「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」と定め、各国各地で自国の政府に署名・批准を求めます。
 1昨日の時点では、50か国の政府が署名し、ガイアナ、バチカン王国、タイの3か国が批准しました。条約は、批准が50か国に達した90日後に発効します。
 正午過ぎから始めたJR戸塚駅西口の3階広場では、 「核兵器禁止条約ができました」「日本政府は調印を」などと書いた横断幕を掲げ、フルートや三線の演奏で歌声アピールをし、折り鶴を折る台やハートの紙に平和へのメッセージを書いてもらうコーナーも用意しました。そして、折った折り鶴や書いたメッセージは、段ボールの立て板に貼ってもらいます。
 正午過ぎ、行動を開始しますと、年配の方が次々と被爆者国際署名に応じられました。
 先月の署名行動より積極的でした。
 話しを伺うと、北朝鮮のミサイル発射実験や、核実験が緊迫感を生み出し、平和を願う「何かをしなと」との思いの強いことが分かりました。
 そして、日本政府が米国との関係があったとしても、核兵器禁止条約に賛成しないのは、おかしいと言われます。
 20歳くらいの茶髪の青年も、すすんで署名しました。伺うと、戦争の危機感をもち、反対だと言いました。
 女子中学生も、グループでハートのシールにメッセージを書きました。
 女の子に「鶴を折れますか」と声をかけると、うなずいて応じられ、折り鶴を折り貼りました。
 また、家族連れの幼児には、折り鶴を渡し、貼ってもらいました。
 貼られたハート型のメッセージには、「平和が一番」、「戦争をやるな!」、「世界が平和でありますように」などと書いてありました。
 若い人や、子どもが寄ってくる行動の工夫には、未来があると思います。今年の長崎の平和行進中には、「子どもが参加しない平和行進に未来が無い」と、言われたことを思いだし、孫の手をひくお爺ちゃん、お婆ちゃんの笑顔が浮かびました。
 今日の「平和の波」行動では、参加者23人、1時間余で、署名36筆、折り鶴とメッセージ多数を貼ってもらいました。

 
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