竹田昭彦日誌(#40)7月14日(日)
〈 青谷原発 素早い運動が阻止 〉
 鳥取市、湯梨浜町の行進です。
 9時、鳥取市の鹿野町総合支所前で出発式を開き、今日の行進がスタートしました。  
青谷原発の予定地だった長尾鼻を見学=鳥取市青谷町
 午後1時30分、1980年代に中国電力が原発を計画した、鳥取市青谷(旧青谷町)の長尾鼻を見学しました。
 その場所は、国道9号線沿いの青谷町グランド反対側の海岸に入った岬の、うっそうとした森の谷間でした。谷間につり橋が架けてあり、そこから見学し、地元の人から阻止した経緯を聞きました。
 原発建造を阻止できたのは、情報を知った早い段階で、地元の主婦や青年たちが、海や森が汚染されると心配して、反対運動が盛り上がったことです。
 土地の買収を阻止するため、1坪地主運動もありました。現在は、そこへサツマイモを植え、阻止した成果を伝承する取り組みをしていました。
3世代参加の石井由香利さん(右端)=湯梨浜町JR泊駅
 午後3時半過ぎ、湯梨浜町の泊(旧泊村)の国道9号線を行進して行くと、数百b先の歩道橋から黄色い旗が振られるのが、見えてきました。泊小学校の子どもたちです。10年前のときもそうだったので、思いだし、感情が込み上げ涙ぐみました。
 歩道橋下で合流すると、子どもたちは、大阪市から参加していた阿部正文さんから借りた拍子木で、「パン、パン」とリズムをとり、リレー横断幕の前を、祭り気分でどんどん進んで行きました。途中からの子も増え、18人にもなって1.5q先のJR泊駅まで歩きました。
 長年、子どもたちに平和行進の話をし、取り組んできた石井由香利さん(61歳)は、次女と孫の3世代の参加でした。
 今日の昼食は、鳥取市気高町の船磯で漁港のある所です。メニューは、定番のイカの一夜干し焼きとオデンに、お握り、キュウリの漬物、トマトです。
 今日の行進は、延べ参加者37人(子ども除く)で、17.7q歩きました。沿道募金は、50,387円いただきました。
 沿道募金は、事前に行進が通る案内をしてありました。家から人が出て来て、手を振られる激励も多かったです。