竹田昭彦日誌(#51)6月28日(木)
〈 “ようこそ平和行進” 立看板に感激 〉
 斑鳩町の行進、平群町(へぐりちょう)、三郷町、王寺町の行進と役場訪問です。
 昨日の斑鳩町役場の歓迎集会では、詩「ポカラ(ネパール)にて 雪男幻想」(ときめき屋正)の朗読があり、珍しいことでした。 詩を朗読した人が今日も見えたので、伺いますと、詩を作ったのは当人の屋根正彦さんでした。毎年の歓迎集会で新作の詩を発表するのが、楽しみのようでした。
 詩は、ポカラの人たちが雪男(イエティ)に目を覚まさせ、「停電させるな」「原子力発電をゼロに」「核兵器をなくせ」の声を世界に届ける仕度を始める、夢の湧く情景で、引き込まれました。
竜田川に架かる竜田大橋を渡る=斑鳩市
 9時、斑鳩町役場で終発集会をして、行進が進むと、竜田川に架かる竜田大橋を渡りました。
 竜田川は、古くから紅葉の名所で、近くに三室山があります。歌にも詠まれる名所です。
   嵐吹く三室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり   (能因法師)
 竜田川の紅葉の色に似ていることから、天ぷら「竜田揚」の名をつけられたと言われます。
「ようこそ 国民平和大行進」の歓迎看板=平群町
 斑鳩町から平群町に入ると、「ようこそ 国民平和大行進」の歓迎看板が数本あり、感激しました。足取りが軽くなり、ペースが上がりました。
 平群町の平和行進実行委員会の人たちが、作って立てたのです。何年も続いているそうです。
三郷町の市街地に建った「非核平和宣言の町」
 午後3時、行進が三郷町役場を出発し、間もなくすると、「核のない平和な世界はみんなの願い」と、サブタイトルをつけた「非核平和宣言の町」塔がありました。文字の背景にヒマワリの花が描かれ、カラーです。サブタイトルを書いた非核平和塔は、珍しいです。アピールの工夫を、嬉しく思いました。
 各役場訪問では、多くの職員の皆さんの出迎えをうけ、町長さん、議長さんからのメッセージとペナントを頂きました。三郷町役場では、職員40人の出迎えを受け、執務に影響するのでは、と心配するほどでした。
 また、通し行進者4人が各役場で挨拶する機会を頂き、それぞれ思いを話すことができました。
今日の行進は、30〜50人で14.2q歩きました。