竹田昭彦日誌(#19)5月24日(木)
〈 原発を2度(2か所)断った 日高町 〉
 日高町の行進です。
 原発を和歌山県に造ろうと、国と関西電力が最初に狙ったのが日高町の阿尾でした。地元の反対でダメになりました。
 続いて狙った、那智勝浦町の浦神も、串本町の荒船(旧古座町)も、白浜町の日置川(旧日置町)も、ダメになりました。
 再度、日高町の小浦に造ろうとしたのですが、断りました。日高町は、どのような町でしょうか。  
和歌山県で原発を断った地域印)
 午後4時前、予定より早く日高町役場へ着いたので、原発問題のあった海岸へ行きました。
 原発を造ろうとした位置は、町が紀伊水道に向かって「ひ」の文字形に開けた湾の、岬の方でした。左側が「阿尾」で、右側が「小浦」です。町章は、「ひ」文字のデザインです。私は、町の海の玄関を、両岬から攻められた思いをしました。
 役場から海岸へ通る道端には、「非核・平和の町 日高町」の看板を2か所見ました。他の町で見かけることが少なく、日高町が、自然を守り、漁業を守り、町の収入を原発の「金」に惑わされず、自立の道を進む一端を知りました。
 日高町は魚の「クエ」が捕れ、味が絶品だそうです。「クエの町」で売り出し、人口が増えています。クエ料理の専門店が何軒も、客寄せの桃太郎旗をなびかせてありました。「クエ」を食べるチャンスは?
 原発を断った地域は、つぎの通りです。

@ 「阿尾」 日高町・阿尾 A 「浦神」 那智勝浦町・浦神 B 「荒船」 串本町(合併前の古座町) C 「日置川」 白浜町・市江(合併前の日置町) D 「小浦」 日高町・小浦 
揃いのTシャッツで7日間歩いた「わかやま市民生協」西牟婁地区のメンバー
   午後5時30分、高田町役場玄関で出発集会が開かれ、町長さんの激励メッセ-を副町長さんから披露いただきました。.核兵器の廃絶を鮮明に謳われ、心強く思いました
 日高地区の行進は、今日で終わりです。1市(御坊市)6町(すさみ町、印南町、日高川町、美浜町、日高町、由良町)を延べ7日間です。1番長い地区でした。
 「わかやま市民生協」通し行進者の小西さんの母と子(2人)の頑張り、ご苦労さまでした。
 今日の参加者は35人、署名は22筆、募金は48,683円、歩いた距離は1.3qです。例年、多額の募金があるそうです。1人で、2万円の方もありました。