竹田昭彦日誌(#03)5月08日(火)
〈 和歌山コース 新宮市から出発 〉
 今朝、横浜市の自宅を出て、新横浜駅から新幹線を利用し、名古屋駅で紀勢線に乗り換え、和歌山県の新宮市に向かいました。名古屋からは、特急「南紀号」で3時間20分かかりました。新大阪からは、特急で4時間だそうです。
 午後5時30分、新宮市役所前で「和歌山→広島コース」の出発式が開かれ、和歌山県行進の開始です。
 和歌山県の行進は、夕方5時30分から始まるのが定番の様です。
 そのことから、1日1自治体の行進となり、三重県へ引き継ぐのが1か月後の6月8日です。
 全国、色いろな行進パターンがあり、その県独特の草の根運動です。その成り立ちを知るのも行進の魅力で、わくわく感を大いに刺激します。
出発式で激励の挨拶をする新宮市の田岡実千年市長
 出発式では、新宮市の田岡実千年市長さんから激励の挨拶を頂きました。
 市は、1985年(昭60年)に「非核平和宣言都市」をしており、平和行政の取り組みを話されました。
 市庁舎の外壁に、「頑張ろう東北 負けるな名取市」の横断幕を掲げてありました。市長さんに伺いますと、宮城県の名取市と姉妹都市でした。昨年、名取市を行進したとき、震災被害の建物や、海岸の閖上地域を見学していたので、被害の甚大さの話をしました。
「和歌山→広島コース」が新宮市からスタートする
 午後6時、行進に移ると参加者が増え、集会当初の50人が70人にもなりました。若い方も多かったです。
 コースは、市役所を出て商店街を回り、市役所に戻る2.3qでした。
 相当に広域の商店街で、行進者たちが手を振ると、店の中や家から出て来て手を振られ、賛同をもらいました。
 新宮市は、昔から熊野信仰の中心都市として栄え、熊野材の生産地でほこった歴史があります。ある日の姿を、商店街に見ることができました。しかし、地元の方は「人口が減り、かっての賑わいが無くなった」と、寂しがっていました。
 地方都市は、全国どこでも同じように、由緒ある商店街でシャッターの開かない店が多くなりました。
 そんな商店街を欠かさず通る平和行進は、唯一のパレードかも知れません。