竹田昭彦日誌(#84)7月28日(木)
〈 都内の通し行進を続ける 田崎さん 〉
 今日は、杉並区の行進と区役所訪問、中野区、新宿区の行進です。
 山梨県から東京都へ入ってきた「北海道→東京」の幹線コースで、24日に三鷹市から杉並区へ引き継がれた「リレー横断幕」が、3日休んだ今日、杉並区からスタートするのです。 
杉並区の出発式で挨拶する(左から3人目)被爆者=杉並区・杉並公会堂
 午後1時20分、杉並区の行進の出発式が杉並公会堂前で開かれ、被爆者の井上惣左右衞門さん(86歳)が挨拶しました。井上さんは、「被爆者の生存中に核兵器の廃絶を達成しなければなりません」と、力説されました。
 杉並区には、被爆者の組織「杉並光友会」があり、420人おられ、都内でも被爆者が多く住んでいるそうです。
 何名かの会員が行進されました。
都内の通し行進を続ける田崎博芳さん(中央)=杉並区
 弱視の障がいをもつ東京都在住の田崎博芳さん(68歳)が、都内の通し行進を続けています。
 田崎さんは、20日に台風で中止となった、山梨県から京都へ引き継ぐ場所の「甲武トンネル出口」へ行った、唯一の人です。中止の情報が届かず、最寄りのバス停(上川乗)から、急な山道を往復約6q歩きました。田崎さんは、何年も都内の通し行進をされている方です。平和行進の歴史は、国民一人ひとりの熱意に支えられています。
 宣伝カーの交替が、途中でありました。交替時に、私が私の荷物を移すことを忘れてしまい、移動されてしまいました。
 結果的には、PR用のカセットテープや、団体旗も積んだままだったので、緊急連絡で戻ってきました。
 運転手に、荷の積み替えが伝わっていなかった様です。
 24日には、宣伝カーの交替が4回もあったので、関連地区で話あい、その1日は1台で通すのも良いと思いました。そうすれば、積み替え忘れのトラブルもなく、宣伝カーの看板に「平和行進」の文字を取り付ける発想も、生まれるだろうと感じました。
 今日は、80人前後で12.9q歩きました。