竹田昭彦日誌(#56)7月03日(土)
“村のかじ屋”を歌って出発 信濃町
 今日は、信濃町、飯綱町の行進です。
出発集会「村のかじ屋」を歌う=信濃町役場
 信濃町役場の出発集会では、童謡「村のかじ屋」を原詩で合唱しました。
 信濃町の行進は、「村のかじ屋」を歌ってスタートするのが慣わしだそうです。同町には、今も鍛冶屋が20軒ほどあり、「村のかじ屋」の歌碑が、同町柏原の国道18号沿いにあるそうです。
 原詩の3番目を紹介します。反戦平和の歌になっています。

  刀はうたねど大鎌小鎌
  馬鍬(まぐわ)に作鍬(さくぐわ) 鋤(すき)よ鉈(なた)よ
  平和のうち物休まずうちて
  日毎に戦ふ 懶惰(らんだ=なまける)の敵と

 この童謡は、1912年(大正元年)に尋常小学唱歌として発表され(作詞者・作曲者不詳)ました。3番目の歌詞が、太平洋戦争時中、国策に反するとして抹消されされ(4番目を含)、戦後も復活しませんでした。
 原詩を全国の平和行進で歌うのも、よいと思いました。

甘酒の接待=信濃町・富士里
 休憩時間に、地元のご婦人が作った甘酒が振る舞われました。農山村地方独特の接待です。
 心のこもった甘酒を、おかわりして頂きました。
北国街道中間の「武州加洲道」を行進、右の立て札が「金附場跡」=飯綱町・牟礼
 「武州加州街道」は、佐渡島から江戸へ金を運んだ街道です。運搬中の夜中などに、金を保管する「金附場」と呼ばれた建物があったことを知りました。
 本日の行進は、のどかな田園風景や里山風景が多く、旧道は自動車の通りも少なく、農作物、山菜、山の景色など時どき観察しながら、全て歩き通しました。
 今日の行進では、参加者20人前後で11.9km歩きました。