竹田昭彦日誌(#36)6月13日(日)
ワシントン行動 報告
 5月上旬、国連への要請行動でニューヨークに行った私たちのグループ(原水協Mコース、約80人)は、5日に列車でワシントンDCに移動しました。
広島に原爆を落としたエノラ・ゲイ(B29爆撃機)
 6日午前、ワシントンの郊外にあるスミソニアン航空宇宙博物館(別館)を見学し、広島に原爆を落としたB29爆撃機を見ました。エノラ・ゲイと呼ばれるB29は、博物館の中央部に置いてありました。よく見ると、車輪の軸足が短く、地面と胴体の底部が1mほどしかありません。胴体と車輪間が短いつくりです。
 エノラ・ゲイが原爆を積んだ場所は、中部太平洋のテニアン島です。
 そこでB29が、腹部を開いて原爆(5d)を積むのに1mの高さでは足りず、地面にピット(穴)をつくり、ピットに仮置きした原爆を持ち上げて搭載した意味が分かりました。
 そのピットは保存され、見せ物にしています(参照:2007年【竹田昭彦日誌(#92)8月05日(日)】)。

  http://www.antiatom.org/daikousin07/html/menu2/2007/20070806080140.html

ホワイトハウス前で核兵器廃絶を訴えるピシオットさんの看板
 午後は、ホワイトハウス前に核兵器廃絶の看板を立て、1981年から24時間体制で29年間も座り込んでいる女性のコンセプシオン・ピシオットさん(66歳)を激励しました。
ホワイトハウス前で核兵器廃絶を訴え続けるピシオットさん
 平和遺族会の上り旗にサインをお願いすると、穏やかなにこにこ顔でサインされました。
 シーツや寝袋で休むことは禁止で、夜は看板を背に椅子に座って過ごすそうです。
 アメリカ国民の良心の魂です。たいへん感激しました。
     
   ホワイトハウス前で核兵器廃絶を訴える平和遺族会の人たち  
    私たち一行は、プラカード、上り旗、横断幕を手に、ホワイトハウスに向かって核兵器の廃絶をアピールしました。
 この場所は、観光客も多く、宣伝効果抜群です。