2009年 原水爆禁止国民平和大行進
平和行進日誌
竹田昭彦日誌(#16)7月19日(日)
〈 25年続く 黒崎の署名行動 〉
 今日は、北九州市八幡東区と八幡西区の行進です。
 今日の行進は、宿を出るのが10時だったので、宿の近くにある若戸大橋を見に行きました。若戸大橋は、北九州工業地帯の真ん中にある洞海湾に架かる橋で、若松区と戸畑区を結びます。1962年に開通し、日本で最初に完成した長距離の吊り橋です。全長627m(支間長367m、海面からの高さ42m)あり、当時は東洋一長い橋と称賛されました。
 この橋を見て、日本の高度成長はじまりの「シンボル」だったろうと、思いました。
 10時半、昨日の行進が終了した戸畑区牧山で、戸畑区から八幡地区(八幡東区と八幡西区)へ引継ぎ式をしました。朝から引継ぎ式をするのは、珍しいです。
 そういえば、昨日の午後3時、戸畑駅前で戸畑区から若松区への引継ぎ式がありました。そして若松区の行進は、今日、独自に行います。
 八幡東区の行進がはじまり、20分ほどすると、通った高台の海寄りに、旧八幡製鉄(現新日鉄)の本社があった、と聞きました。今は、その跡にマンションが建っていました。
 旧八幡市の市歌に、「天下の壮観我が製鉄所」と歌われ、、繁栄が謳歌された八幡製鉄です。今は、溶鉱炉も、製鉄所もなくなり、取り巻く商店街はシャッター通りでした。
 私は、1960年から7年ほど製鉄所(日本鋼管)で働いたことがあり、興味のつきない行進コースでした。
署名を訴える小沢和秋さん=八幡西区・黒崎駅前
 午後3時過ぎ、八幡西区の黒崎駅前で署名行動をしました。マイクで署名を訴える小沢和秋さんは、昨年の福岡県内通し行進者です。
 黒崎駅前の署名活動は、1984年にはじまり、今年で25年になります。毎月6・9署名行動をしており、これまで1000回近くになるそうです。
長年活躍する「八幡地区原水協」の携帯スピーカー
 携帯用スピーカーに書かれた「八幡地区原水協署名推進委員会」の文字を見たとき、歴史と誇りを感じました。
 聞きますと、長年愛用しているそうです。
平和遺族会の増野ノリ子さん(右)にお会いする=八幡西区・レインボープラザ
 今日の行進距離は、区間により参加者45〜65人で8.5km歩きました。
 署名行動は、黒崎の他に八幡東区のレインボープラザ前の商店街でも行いましたが、集計は持ち越しです。