2009年 原水爆禁止国民平和大行進
平和行進日誌
竹田昭彦日誌(#10)7月13日(月)
〈 中国人も参加 〉
 今日は、山口県庁と山口市役所訪問、山口市の行進です。
山口県庁での歓迎式
 9時、県庁訪問では、県庁前の広場に行進団と県庁職員が整列し、平和行進の歓迎式を整然と挙行する、貴賓客歓迎式典の雰囲気でした。
 毎年、行進団の参加者と、同数の職員が整列して行うそうです。
山口市の宮野江良にある「原爆死没者之碑」
 午前の行進では、宮野江良の江良共同墓地にある「原爆死没者之碑」を訪れ、黙祷を捧げました。
 この碑は、広島で被爆した兵士が、宮野江良にあった山口陸軍病院で息絶え、穴に埋めて放置したままであったのを、1973年に山口大学ユネスコクラブが発掘調査し、身元不明の13体を収骨したことから、翌年に碑建設委員会が結成され、県民の募金で建立されました。
 現在、碑の隣地に「非核三原則の貫徹と核兵器廃絶を誓う」碑を建設中でした。
 これは、山口県内の原水協(原水爆禁止日本協議会)、原水禁(原水爆禁止日本国民会議)、労働組合の労連と連合、青年団(日本青年団協議会)など、11団体が核兵器廃絶の一点で統一し、募金で建立するメモリアルです。
 核兵器廃絶運動をすすめる、新たなはじまりです。
中国人も参加(左から2人目、3人目、5人目)
 今日の行進には、在日中国人の3人が参加しました。
 山口県労連傘下の組合に結集する20歳代の女性たちです。研修生として滞在していますが、待遇が良くなく、改善を求めています。
 彼女たちは、沿道の人や行き交う車窓へ、積極的に手を振り、「コンニチワ!」と、声をかけていました。笑顔が絶えない、すてきな人たちです。
 労働組合を知る前は、苦しいばかりで、泣いていたそうです。
 今日の行進距離は、区間により参加者30〜40人で8km歩きました。
 沿道募金は、事前に行進が通るお知らせをしていたこともあり、3万5423円いただきました。