竹田昭彦日誌(#83)8月04日(月)
無事のゴールを喜び合う
広島市・南区の宇品を平和行進
 今日は、広島市南区の宇品から、広島平和記念公園までの行進です。
 全国各地から広島へ向かった平和行進は、今日で終わります。
 今年の最終日の「東京→広島コース」は、AコースとBコースに別れていました。従来の府中町の原爆慰霊碑から、広島平和記念公園までをAコースにし、新しく広島市南区の宇品から、同公園までをBコースにしました。
 新設のBコースへ、通し行進者の誰か1人が参加して欲しいと要請があり、私が手をあげ、参加しました。宇品には、宇品港があります。そして、広島駅から宇品港間には、国鉄の宇品線がありました。その宇品線と宇品港は、戦争と大いに関係があります。宇品港は、兵隊と物資輸送の拠点だったのです。もしかしたら、私の父も宇品港から中国へ輸送られ、中国で戦没したのかも知れません。そんな思いが脳裏をかすめ、出発場所の宇品第2公園へ行きました。公園は、宇品港から離れた場所にあり、港は見えませんでした。
 出発集会の私の挨拶では、最後の行進なので、イギリスのCND(核軍縮運動)から贈られた連帯旗の報告をしました。
広島平和記念公園の終結集会でお礼の挨拶をする筆者(右から2人目)
 行進が、広島平和記念公園へ近づくと、ちょうどAコースと合流する上手いタイミングでした。着いた公園の噴水前で、広島へ向かった全コースの終結集会が開かれました。私は、宣伝カーの上部の台から、四国4県の皆さんの核兵器廃絶、平和への願いをつなぎ、広島に着いたことを報告し、お世話になったお礼を述べました。
50周年・記念行進(左から)浅田さん、森さん、小田さん、米山さん、志谷さん、筆者
 その後、国民平和大行進50周年を記念し、世界大会開催会場のグリーンアリーナ(県立総合体育館)へ向けて行進しました。各々の幹線コースに参加した、通し行進者6人が一同に揃い、健闘を喜び合いました。
「平和行進お疲れ様会」(前列左から)通し行進者の浅田さん、志谷さん、米山さん、森さん、筆者
 昨夜は、広島県実行委員会から「平和行進お疲れ様会」を開いていただきました。各々通し行進が、長期間にわたって広島まで行進してきた苦楽が語られ、無事のゴールを喜びました。
 今日の行進参加者は、区間により40〜50人で7.5q歩きました。50周年記念の広島行進は、2q歩きました。これまで、広島県で私が歩いた行進距離の合計は、118.5qです。徳島県からの総合計は、557.5qです。今日の行進で訪問した南区役所では部長さんから、中区役所では区長さんから、歓迎の挨拶とペナントをいただきました。