竹田昭彦日誌(#76)7月28日(月)
尾道の沿道募金6万9千円
アーケード商店街を平和行進=尾道市・中央商店街
 今日は、尾道市役所から三原市のJR三原駅までの行進です。
 尾道市役所前の出発集会では、市の部長さんから市長さんのメッセージが伝えられました。この5月に、平和市長会議に加盟した報告がありました。昨年までは、課長さんが代読していたが、今年は部長さんになったそうです。そして今年は、市長さんから世界大会へのメッセージが寄せられています。尾道原水協役員の住田哲博さんは、「私たちが長年続けてきた原水爆禁止運動で、市の平和行政が前進してきた」と、話していました。
 行進は、市役所を出発したあと、アーケード商店街を歩きました。商店街は、昔から栄えた交易都市の面影と庶民の生活が色濃く残っていました。商店の間口は狭いが、奥行きが長いのです。間口の広さで、課税したなごりです。
 アーケード街の路上で魚をさばいて売る行商もありました。
小説家の林芙美子像=尾道市
 行進では、並行して募金隊による募金活動が積極的に行われました。募金を用意して、行進が来るのを待っている商店もありました。アーケード商店街をJR尾道駅の方へ出た所に、出世作「放浪記」の新進作家、林芙美子の像がありました。芙美子は北九州の人ですが、1916年(大正5年)に尾道へ移り住み、尋常小学校、尾道高等女学校(現・東高等学校)を卒業、尾道がゆかりの地です。
 広島県の行進は、毎日お巡りさんが出ています。お巡りさんは、後ろ向きに歩いたり、行ったり来たり往復を繰り返すので、相当な運動量です。「たいへんですね」と、話しかけますと、「あなたたちと同じかもしれません」と、言われました。署内の行進に2日続けて出た後、広島市の方へも手伝いに行くそうです。8月6日が過ぎるまでは、多忙のようです。
 昨日は、後ろ向きで歩き行進を誘導していたお巡りさんが、側溝に落ちるトラブルがありました。幸い怪我はなく、よかったかったです。
糸崎海岸の国道2号線を平和行進=三原市・糸崎
 尾道市から、三原市へ向かう国道2号線は、海岸線を通っています。左手が瀬戸内海、右手が山です。山側にはJR山陽本線が走っています。よい景色でした。行進は、お巡りさんによる車の交通規制で、海側車線を安全に歩くことができました。
 車の交通規制を見ていると、山側車線の車を行進団の前方300メートルくらい先で止め、海側の行進団の後に渋滞した車を、その止めた山側車線を通していました。
 今日の行進参加者は、区間により25〜35人で16q歩きました。尾道市行進での沿道募金は、昨日と今日の合計で69,000余円いただきました。