竹田昭彦日誌(#41)6月20日(金)
雨にも負けず幼児も歩く
「9条の会」提唱者大江健三郎さんの生家=内子町・大瀬
 今日は、松前町と伊予市の役場訪問と、伊予市内の行進です。
 朝、大江健三郎さんの生家を見学しました。その通りは、戦前からの町並みが保存されていました。旧大瀬村の繁華街です。散策ガイドには、町並みを「森と谷間の村成留屋ミュージアム」と名づけいました。酒造所の蔵、米蔵など、貴重な建物が保存され、その場所に説明ボードがあります。大江さんの隣は、酒屋さんでした。なぜか、散策ガイドにも、大江宅にも、ノーベル文学賞作家が生まれ育った家である旨の説明書きは、何もありません。昔からの木の表札「大江」、1枚があるだけです。
 地元の人たちは、案内したいのですが、何もしないのが大江健三郎さんの意向、とのことでした。
 松前町役場訪問では、庁舎に垂れ幕「核兵器のない平和な世界を」掲げたとの話しがありました。帰りに見ますと、その上段に「陸・海・空自衛官募集」の垂れ幕があり、なんとも、複雑な気持です。松前町での、平和行進はありませんでした。しかし、午後3時の役場訪問にもかかわらず、総勢16人の参加だったので、行進してもよかったように思います。
伊予市の平和行進に幼児も参加
 伊予市役所訪問では、平和市長会議に加盟した話しがありました。平和市長会議は、被爆都市広島・長崎が主宰し1982年に設立され、世界で2000を超える都市が加盟しています。
2010年の国連の核不拡散条約(NPT)再検討会議で、核兵器廃絶の実行を決めさせ、2020年には、核兵器を全てなくす目標です。「にい・まる・にい・まる」運動と呼んでいます。愛媛県内の加盟は、伊予市、宇和島市、四国中央市、新居浜市です。
 伊予市の行進は、雨降りが強くなったときでした。「中止か」、との声も出ました。「集会だけで終わるか」、の意見もありました。だが、「雨にも負けず・風にも負けず50年」の歴史に励まされ、行進しました。これまで、伊予の行進は、雨降が降らなかったそうです。昨日の内子の行進でも、これまで雨降りがなかった言いながら、雨天を歩きました。今日は、幼児を連れたお母さんの参加もあり、たいへんでしたが、途中から小降りになり、よかったです。
伊予市役所の出発集会で、海外へ送る折鶴を託される
 伊予市の行進では、伊予市職労組の活躍がありました。同労組は、市役所への要請行動に参加、行進出発集会でのメッセージ、海外へ送る折鶴の寄託、行進参加、飲み物の接待等をされました。
 雨降りや、夕方行進の写真が上手く撮れません。デジカメの性能が悪いのか、腕が悪いのか、よく分かりません。ブログに写真があった方がよいと思い掲載しています。鮮明さがなく、迷惑をかけているかも知れません。今日の行進は、伊予市内を参加者約50人で2q歩きました。松前町長さんと伊予市長さんからは、募金、ペナント、署名(2種類)をいただきました。松前町議長さんと伊予市議長さんからは、募金をいただきました。