竹田昭彦日誌(#35)6月14日(土)
高知の“平和遍路” 16寺すべて訪問
三原村を平和行進した人たち(左から2人目が杉本兵助さん)
 今日は、三原村の行進です。
 三原村の行進では、第1回原水爆禁止世界大会(1955年)に参加した杉本兵助さん(80歳)にお会いしました。平和行進も第1回目(四国は1960年)から参加しています。釣竿に似た竹竿の杖を手に、先頭で横断幕を持ち歩かれました。
 
竹の杖に行進する杉本兵助さん(中央)
 最近、体調がすぐれないと話していましたが、しっかりした足取りです。三原村の村会議員を9期されたそうです。行進が終わった別れ際に、握手で激励をいただきました。
第39番延光寺訪問、住職さんから署名を頂く
 「平和遍路」の方は、今日、第39番延光寺を訪問しました。住職さんは不在で、署名はいただけませんでした。
 高知県の霊場訪問は、第24番最御崎寺から第39番延光寺まで、県内にある16寺すべてを巡りました。その中で、住職さんから署名をいただいたのは4寺です。一緒に巡っていただいた和田さんは、高知で生まれで高知市に住んでいますが、16寺訪問は初めてだそうです。和田さんは、今後「案内を頼まれたら、どのお寺さんへも、道を間違わないで行ける」と、話していました。
 お遍路さんを計画するなら、平和行進参加とかねた「平和遍路」も有意義かと思います。行進が霊場付近を通らない場合は、行進のない日や行進のない時間帯に、徒歩で巡ることが可能です。その後、行進参加のために、行進の出発場合へ戻るには、路線バスや鉄道などを利用できます。徳島県の平和行進は2週間、高知県は3週間の日程で、余裕があります。四国の平和行進参加とリンクした、「平和遍路ツァー」のアイデアを計画し、実行するのも楽しいと思います。
 今月の10日から、明日(15日)まで泊っている宿は、11日の日誌で紹介した宿毛市山奈町です。その宿は、現代版の「泊り屋」で「泊り屋工房」と呼ばれています。工房を主幹する山下正寿さんは、若い人たちの平和教育に力を入れています。ログハウスや合宿所、野外炊事設備などが整っており、素敵なところです。夜は、カエルの合唱、ホタルが飛んでいます。
 今日の参加者は6人で、1.5q歩きました。