竹田昭彦日誌(#06)5月16日(金)
〈 “非核の県宣言” 徳島県民の出番です 〉
吉野川市の「非核・平和都市宣言」塔
 今日は、吉野川市と阿波市の市役所を訪問して平和行政推進の要請と、中心街の行進です。
 午前の吉野川市訪問では、総務課長さん(議会事務局長、総務係長同席)から、「非核・平和とし宣言塔を建てたので見てください」と言われました。行進に移ったとき、市庁舎の通りに面した塔前で記念撮影をしました。立派な塔でした。
 なお、要請の中では、市長さんと議長さんからペナントを頂きました。そして、署名等の取り組みをお願いしました。
 徳島県の「非核の県宣言」塔
 吉野川市の行進で、徳島県吉野川保健所前を通ったと「非核の県宣言」塔を見ました。地元の人に聞きますと、県の出先の総合事務所にもあるそうです。私は、都道府県自体の非核平和宣言塔を初めて見ました。
 今、徳島県では、横須賀港の米海軍第7艦隊所属のミサイルフリゲート艦「ルーベン・ジエームス」を、小松崎港に入港させようとしていることが、大きな問題になています。
 徳島県原水協は、知事に寄港拒否を求める要請書をだしました(13日)。
 「非核の県宣言」を紹介します。

     「非核の県」宣言

 世界の恒久平和の実現は、徳島県民の悲願である。しかしながら、今日、諸外国における核兵器の拡充、開発に伴う国際情勢の緊迫化は、県民にとってまことに憂慮にたえない。よって、徳島県議会は、

  1 徳島県の区域内では核兵器を生産・貯蔵・配備をさせない。
  2 核兵器ないし軍事的用途の核物質は、徳島県の区域内を通過させない。
  3 核兵器等の完全な廃絶のため徳島県を「非核の県」とする。

  右、宣言する。昭和57年10月20日 徳島県議会

 宣言第2項が、大きな役割を果たしています。米国はミサイルフリゲート艦「ルーベン・ジエームス」に、核が有るか無いか、明確にしなければなりません。これまで米国は、核の搭載有無を明らかにしないのが戦略だと言い、核の持込を曖昧にしてきました。日本政府は、米国から事前協議の話しもなく、核の有無を表明しなのだから「核は無い」、との見解を続けてきました。もう、米国の言いなりは許せません。徳島県と徳島県民の出番です。
阿波市役所玄関で副市長さん(中央右)、総務部長さん(中央左)と記念撮影
 午後の阿波市訪問では、要請の話し合いの中で、8月6日〜15日に原爆被爆パネル展示を市と協力して開くことになりました。そして、すみやか署名と原爆症認定署名を市長部局と議会事務局で取り組んで頂くことになりました。
 霊場訪問は、昼休みと行進終了後のときに、第8番熊谷寺、第9番法輪寺、第10番切幡寺、第11番藤井寺(訪問順不同)を訪ねました。
法輪寺では住職さんから、すみやか署名と原爆症認定抜本改定要求署名を頂きました。藤井寺では、「教団で取り組んでいます」とのことでした。熊谷寺と切幡寺は住職さんが留守なので、納経所の方に主旨を話し、伝えて頂くようお願いしました。
 今日の参加者は、午前が12人で2.5q歩きました。午後は15人で1.5qです。
 吉野川市の市長さんと議長さんからペナントを、阿波市の市長さんと議長さんから募金とペナントを頂きました。