竹田昭彦日誌(53)8月09日(火)

〈全国の皆さん、ありがとうございました〉

 世界大会最終日です。
 「松ヶ枝集会所」に泊まった時の朝食は、集会所前の豆腐屋さんの豆腐一丁を頂く慣わしのようです。生醤油をかけ、美味しかったです。
 役員が、昨夜のゴミの処分を、豆腐屋の主人にお願いすると、快く引き受けて貰っていました。長いつき合いが伺えます。
 ここの「松ヶ枝通り」あたりは、由緒ある建物が残る通りだそうです。昨夜は、フランスのランナーたちと、銭湯に入り、汗を流しました。フランスでは、湯船にどっぷり浸かる習慣がないようす。肩まで浸かるのをためらう様子が、国の違いを感じました。
 朝の8時15分から長崎市役所ではじまった、長崎市職員の原爆による殉職者37名の慰霊式典に参列しました。フランスのランナーたちも参列しました。私も、公務員だった経歴があるので、この日、長崎にいる時は、参列するようにしています。
閉会総会の壇上で紹介される=長崎市民
会館体育館、右から竹田、宮島さんと松田
さん(共に長崎県内通し行進者)、玉城さん
(沖縄県内通し行進者)

 世界大会の閉会総会プログラム、「参加者の決意」の項の「沖縄ー神奈川の基地反対・撤去」で、沖縄県を代表して決意表明に立った前田千尋さん(沖縄県内通し行進者)から、横断幕を持って壇上に並んだ私が、紹介される場面がありました。
 私は、お世話になった皆さんに、元気で無事到着したことを知って頂きたいと思い、大きく手を振りました。全国の皆さん、たいへんお世話になり、誠にありがとうございます。
 沖縄と神奈川の「基地反対・撤去」の運動は、今までにない新しい段階に入ろうとしています。
 私の住む神奈川では、米軍基地の直接的被害、間接的被害を問わず、広範囲な自治体が米軍基地反対を鮮明にして、首長が先頭に立つように変わってきました。基地をなくす本筋に迫らない、あれこれの「回避策(言い訳)」が成り立たなくなってきています。もう、後戻りは出来ないだろうと思います。
 世界大会へ、海外から、これまでにない参加者がありました。特に青年の多かったことで、大きな励ましを貰いました。日本と、世界の核兵器廃絶運動と、平和運動は、大きく発展するだろうと思います。
 大きな希望をもつことが出来ました。
 平和行進も、10万人の枠を越え、必ずや50万人、100万人規模に発展すると確信します。
 今後とも頑張ります。